大恋愛  泣ける 161

アンジェリカとの再会

8カ月ぶりの再会

朝倉診療所に着いた真司(ムロ ツヨシ)は、休診中の看板を見て、裏に回ってみた。するとシーツを干していた看護師2人のうち一人が、電話が鳴り診療所内に入った。

そして、足元しか見えないもう一人が、尚(戸田 恵梨香)だと思った真司(ムロ ツヨシ

だが、声をかけるのをためらう真司(ムロ ツヨシ)。

その女性は、少し頼りない手つきで、シーツをといれていき、顔が見えた。
やはり尚(戸田 恵梨香)だった。アルツハイマーは進行しているようだっあが、間違いなく尚(戸田 恵梨香)だった。

真司(ムロ ツヨシ)は少しずつ近寄ってみた。そして「尚ちゃん」と優しく声をかけてみた。

「あ、先生に御用ですか」と、弱弱しい声で、答えた尚(戸田 恵梨香)。どうやら尚(戸田 恵梨香)は、真司(ムロ ツヨシ)の記憶が無くなっていたらしい。

真司(ムロ ツヨシ)さんは、
尚(戸田 恵梨香)さんが、自分の事を覚えていないショックよりも、病気は進行していても無事に生きている。生きていてくれることが嬉しかった事が嬉しかったんですよね。そして、尚(戸田 恵梨香)さんが見られたくなかった自分の姿(真司さんの事を覚えていない)を、見てしまい少し戸惑っているんですよね。