感想 スペシャルドラマ 奪い愛

奪い愛 高校教師 奪い愛シリーズ第3弾

新ジャンルと呼ばせてください。コメディーホラー

STORY

バツイチの看護師・星野露子(観月ありさ)は、引っ越してきた街の楽器カフェで、音楽教師・冬野三太(大谷亮平)と運命的な出会いを果たす。彼のフルート演奏を聴き、捨てていたはずの恋する気持ちがよみがえったのだ。露子は、昔から続けていたバイオリンを久しぶりに持ち出し、三太のフルートとのセッションを重ねていくうち、だんだんと恋心を抱くようになっていった。

しかし、三太には同じく蘭桜女学院高等学校に勤務する英語教師・十仲華子(松本まりか)という、生徒にも公認の婚約者がいた。華子の父親は大企業の社長・十仲武。華子には昔からの許婚・鏡真一がいたが、婚約後に結婚を取りやめた経緯があった。父親・武には認めてもらえていないものの、婚約した2人は幸せの絶頂であった。

後日、三太のクラスに露子の娘である星野灯(岡田奈々)が転入してきた。自分と母親を捨てた父親を憎み、それがきっかけで人を信用しない生徒だった。心臓が悪いのに大人に頼らず、友達も作ろうとしない。手を差し伸べたクラスメイトである晴山五月も拒絶した。そんな灯のことを、三太は教師として気にかけ、一緒にフルート演奏をしようと何度も誘うのだった。

なかなか心を開こうとしない灯に向き合ううち、三太は生徒であるはずの灯に次第に教師と生徒を超えた気持ちを抱くようになる。一方で、自分と向き合うことを諦めずに根気よく声をかけてくれる三太のことが、灯もまた気になりはじめ…。

高校教師とその婚約者、生徒と母親まで巻き込み、1人の男の愛を3人が奪いあうことになる。

「感想」

ストーリーはドロドロの恋愛関係ストーリーのようですが、内容はコメディーホラーなのです。

大女優・観月ありささんは、ロケなのに冬野三太(大谷亮平)と初めての仕組んだデートの後「抱いて~」と絶叫するるし、随所に嫉妬に狂う怖い表情を見せてくれます

負けじと、松本まりかさんも、結婚式場の途中で用事があって先に帰る冬野三太(大谷亮平)を笑顔で送り出す素敵な女性を演じていたと思ったら、急に歌いだし鼻血をだしたり、嫉妬の炎を燃やします

この女優二人の対決に怖さを感じたのか、露子(観月ありさ)の娘・灯(岡田奈々)を選び愛の逃避行を決行する冬野三太(大谷亮平)そして、その二人を執拗に探し出し、三太(大谷亮平)を自分のものにしようとする露子(観月ありさ)と華子(松本まりか)もうこれはホラー以外の何物でもないですね。しかも、度が過ぎていてもはやコメディーでもあるんです。

大女優にここまで演じられながらも頑張ったAKB48岡田奈々さん。しかし50代以上の方は岡田奈々と言えば、アイドルでメナード化粧品のCMを長くされていたあの岡田奈々さんだと思っちゃいますよね。

あの岡田奈々さんは一体今何をされているのでしょうかね。今もきっと美しいのでしょうね。

とにかく観月ありささんと松本まりかさんの狂気の愛が見どころです。中途半端な今のお笑い番組よりよほど面白い作品でした。見る価値ありです。

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