大恋愛  泣ける 138

心に刺さる言葉

編集者の信念

尚(戸田 恵梨香)に挨拶だけして帰るつもりも水野(木南晴夏)。

そんな水野(木南晴夏)に尚(戸田 恵梨香)は
「私の病気が進行しないと、真司の小説は中途半端なものになってしまうんでしょうか」と聞くと

「奥様は小説家の妻になるという事がどういう事なのか、覚悟の上でご結婚されたんだと思っております。そのような事は先生には仰らないで下さい。先生本当に書けなくなってしまわれます。」と、頭を下げる水野(木南晴夏)

「そうなんですけど、私には何もできませんから、私は生きてるだけで、あの人に負担をかけてるんですから、」と、心の中の叫びみたいな事を吐き出す尚(戸田 恵梨香

「違います。奥様は生きてるだけで、先生の創作の源なんです。大切な、大切なやる気の元なんです。」と言って、尚(戸田 恵梨香)のボタンの掛け違いに治してあげる水野(木南晴夏)

「恵くんの18時のごはん冷蔵庫にいれてあるので、レンジで温めてあげてください」と、言って帰る水野(木南晴夏)

水野(木南晴夏)さんは、
真司(ムロ ツヨシ)さんが小説家として、書けるのは、尚(戸田 恵梨香)さんのおかげだという事も分かっているし、尚(戸田 恵梨香)さんの病状が進んでいく所も小説に書けと言う自分のむごさも分かっています。それでも、素晴らしい作品を世に出したいと思ってるんでしょうね。たとえ、自分がどのように思われようとも

尚(戸田 恵梨香)さんは、
ぼんやりながら、水野(木南晴夏)さんは私たち二人の事を本当に理解してくれているんだ。感謝しかなかったと思いますよね。水野(木南晴夏)さんに対する気持ちが嫉妬から信頼に変わっていくんですよね

二人の演技派女優のガチンコに本音で語り合うこのシーンは、本当に泣けます。
セリフもそうですが、二人の演技力に引き込まれるシーンですよね。感動しました。